3種類のクランクを使ってみた感想を紹介します!
クランク長を選ぶのって難しくないですか?
最近私はクランク長に凄く悩んでいました。私以外にもクランク長に悩んでいる方は多く
いると思うので、一つの参考事例になればと思い私の経験を紹介します。
一般的に長いクランクはてこの原理でトルクを掛けやすく、短いクランクはケイデンスを
上げやすいと言われています。
ですが最近はクランク長の考え方が昔と変わってきており、一概にそうではないという話に
なりつつあるそうです。
自分が自転車を始めた頃は
身長の10分の1ぐらいが適性で170cmの人は170mmのクランクを
使いましょう!
こんな時代でした。
私もその流れ通りで、スペシャライズド取り扱い店で受けられるRETUL(旧BGfit)を
受けた際、身長が168.5cmならクランク長は170mmか168.5mmがおすすめですが、
股関節が硬い傾向なので167.5mmが良いと言われ、167.5mmを4年程使用してきました。
確かに167.5mmは170mmよりも上死点での股関節の引っ掛かりがなかく、ケイデンスが
上げやすく下ハンドルを握っても漕ぎやすくなりました。こんな経緯から、なんの疑問も
抱くことなく167.5mmを使ってきましたが、
- ここ最近体の体の使い方が変わったのか?
- 体が老化で思うように動かなくなったのか?
- 筋トレで体が固くなったのか?
167.5mmでも右足の股関節が上死点を超える際に詰まった感じがするようになりました。
そんな状態で、昨今の
クランク長は短い方が良い!
プロもそうしている!
こんな話を聞いた影響でクランク長を変えてみたい気持ちが高まり、サドル沼ならぬ
クランク長沼にハマってしまいました。
こんなクランク長沼にハマっている方やクランク長の交換を考えている方に参考になればと思い、170mmを2年・167.5mmを4年・165mmを1年程使った感想を書いて行きたいと思います。
クランク長の考え方
スズパワーチャンネル様の分かりやすい動画を発見しましたので、引用させて頂きました。
本編は3:20からです。
クランク長を悩むようになったきっかけ
日本人の平均身長が170cm前後の影響なのか、完成車で最初に付いてくるクランク長は
170mmが多いように感じます。そのため170mmは復旧率が高く、比較的誰もが1度は
触れているクランク長だと感じています。最近の女性向けフレームでは165mmが
付く場合もありますが、メーカーによっては170mmが採用されるため、170mmは
色々な方が最初に触れている物ではないでしょうか?
自分が最初に買ったキャノンデールのスーパーシックスw52サイズで170mmが
付いていました。この時は1台目ということもあり、普通に緩く乗っている分には違和感等は
ありませんでした。1年程経った時、弱虫ペダルのブームが始まりユルポタ勢だった私にも
高ケイデンスにハマる時期がやってきます(笑)
3本ローラーを購入し、100回転前後におしりが跳ねる初心者恒例のイベントもクリアし、
120回転程度が出せるようになった頃、足が上死点の時に股で動きが詰まるような感じがし、
この違和感がずっと気になるようになります。
最初はロード初心者だから腸腰筋が足りないのだろうと考え筋トレに励みますが、症状に
変化が見られず悩む時期がきました。
こんな状態の時に、日頃お世話なっているショップの店員さんからフィッティングサービスの
紹介を受け、RETULを受けようと決意します。
RETULで色々な測定を受け、体の固さから167.5mmを進められ、それ以降の167.5mmを
使い続けるようになります。
RETULのお陰で、ステム長・シート高も見直され167.5mm に変えてからは股関節の詰まりも
感じなくなり、快適な自転車ライフがはじまったのですが、自転車にも乗りなれケイデンスが140回転程度出るようになった時、再度股関節に悩ませられることになりました。
ここで昨今のクランク長は短い方が良いブームが到来し、
『今の165mmのクランクはもっと使いやすいかもしれない!』
と使い始める流れとなりました。
クランク長170mmを2年使った感想
股関節の固さや短足の影響もあってか、漕ぐときはペダルを回すペダルよりも踏み込む
ペダルになっていたと想います。踏み込むペダリングの影響か筋肉の疲れが早く、長距離に
向いていませんでした。ただ、てこの原理理論は正しく、トルクは掛けやすかったように
感じます。足回りの柔軟性が高い人は長いクランクの相性が良いと思います。
クランク長167.5mmを4年使った感想
170クランクよりもケイデンスが上げやすく、短くなったからといってトルクを掛けにくい
というわけでもなく万能な印象です。ケイデンスも130ぐらいを使っている分には気になる
ようことはありませんでしたが140付近が使えるようになってくると股関節の詰まりを
感じるようになりました。ただ、常用ケイデンスでは困る範囲でないため、本当に使い
やすかったです。
クランク165mmを1年使った感想
最初の印象はとにかく下死点通過が早く感じ、使いにくさが際立つクランクでした。
トルクを掛けるポイントが見つからず、とにかくケイデンスを要求される印象。ペダリングが
うまく出来るまで半年ほどかかりました。ケイデンスでスピードの緩急を付けるイメージで、
うまく使えるようになった印象です。クランク長が短くなった恩恵か、股関節の詰まりを
感じることがなくなり、下ハンも使いやすくなりました。ただ、もともと高ケイデンスで
乗るタイプではないため、今もペダリング練習中です。
この経験から傾向通り、短いクランクはケイデンスで乗るタイプに向いていると思いました。
ちなみのクランクはFC-R7000の105には160mmの設定あり、専門業者の加工により143mm
まで短くできます。
大阪のシルベストサイクルさんで相談できたはずです。
その他の自転車はどうだったか
MTB・シクロクロスは踏み込みがいる場面が多いせいか、長いクランク長が合っているよう
に感じます。クロカン車には172.5mmが付いていますが、ロードのような股関節の詰まり感は
ないです。シクロクロスは高ケイデンスを使わないですし、MTBはポジションが違うから
だと思うます。
逆にトライアスロンバイクはDHバーを持つ前傾ポジションが多いせいか165mmのクランクが
使いやすかったです。ポジションよる窮屈感がなくなったように感じました。
ただ、167.5mmでの体の使い方抜けずギクシャク感は残っています。
以上が3種類のクランク長を使っての感想です。
クランクで悩んでいる方の参考なると嬉しいです。
筋トレのパワーメーターへの効果も記事にしてます!
自転車パーツやウエア類は国内で買うと高いですが海外通販はかなりお得に購入できます!是非一度見てみてください!
コメント