最近BBから異音を感じるためBB(ボトムブランケット)の交換を決意しました。
BBの交換は簡単で、工賃も節約できる作業だと思うので、是非挑戦してほしい作業ですね!
では、交換方法の説明です!
必要な道具
圧入されているベアリングを抜く工具が必要です。FSAのBB30用BB30 Bearing Removal Toolが1000円程度で販売されていることから、FSAの工具を使用してベアリングを抜くことも可能ですが、圧入部品が付属しているPark Tool(パークツール)のベアリングツールセットがおすすめです。ベアリングツールセットは6000円前後と高い工具ですが、工賃1回分でチャラにできる金額のため、何度も交換作業をすることを思えば安い金額になってくると思います。その他、圧入で使用する工具は自作すればホームセンター等で1000円程度で揃います。
FSAのBB30用ツールはこんな感じです。これを刺す柄の部分を考えれば1番安く済むと思います。
交換で使用するベアリングです。完成車にはFSAのベアリングが付いていましたが、FSAのベアリングは1個2000円前後と大変高いです。そのため、同一規格のNTN製ベアリングをモノタロウで1個800円程度購入しました。今回使用するベアリングは6806LLBです。LLBはゴムシールが非接触型になっているため、シール性は悪いですが回転はとても軽いです。定期交換をすれば良いの考えで非接触型を選びました。ベアリングのシール性が必要で異物が入ってほしくない方はLLUの接触型を選ぶと良いと思います。その他、NSK製のベアリングを購入する場合は6806DDUは接触型、6806VVが非接触型となっています。
クランクを外す
チェーンリング側を六角レンチで外していきます。シマノクランクと違い、蓋などないことが多く、工具を直接入れて固定を緩めることが多いです。写真はスラムのクランクです。
チェーンリングを外すとシム類が残ります。
シム類を外し、クランクを抜くと写真のような状態になります。
クランクが抜けない場合は樹脂ハンマーで少し叩くと抜きやすくなります。
BBを外す
工具を写真のようにベアリング内に入れます。
BBをしっかり叩けるよう青い樹脂パーツをベアリングにはめ込みます。
後はハンマーで工具を叩きます。ベアリングが抜けるまで叩くのみ!
反対側も同じように作業を行い、ベアリングを抜きます。
これだけでベアリングはキレイに抜けます。
ベアリングの圧入
ホームセンターで買ってきた、ベアリング圧入用のネジです。
パークツールの工具に付属していた、圧入パーツを使用するのに使います。
ベアリングをBBに入れ圧入パーツを付けます。この時、ベアリングが傾いた状態で入っていると次工程でまっすぐにはいらないため注意が必要です。傾きが直らない場合は、樹脂ハンマーで軽く叩くと良いと思います。
次にホームセンターで買ってきたネジやワッシャー類を写真の順番で取り付け、ネジを締めていくと
ベアリングが圧入されます。ネジを締めてベアリングをゆっくり圧入していくと、少し手ごたえが変わる瞬間があります。そこが奥に当たった瞬間です。そのままネジを締めていくと、ストッパーになっているCリング(スナップリング)を壊すため注意が必要です。
以上でBB30のベアリング交換です。
簡単な作業ではないですか?
工具を買ってしまえば今後ずっと自分で交換ができるため、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
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